ikusou

ikusou

作品情報

制作者
内田 悠太
大学
名古屋造形大学
学部
造形学部
学科・専攻
造形学科
担当教員
金澤 秀晃
制作年度
2026

「ikusou」は3Dプリント(3DP)を暮らしに活かすデザインユニットで、幾重にも重なる層を表す「幾層」に由来する。
3DPは、試作では広く利用される一方、積層痕や樹脂の質感が否定的に捉えられ、完成品としての市場価値は限定的である。
作品では、3DPの表現技法およびパラメトリックモデルを活用することで3DPならではの新たな付加価値を生み出すことを目的としている
積層痕跡を視覚的特徴として利用する「編み表現」を活用した照明器具、パラメトリックモデルを活用したスピーカーなどの制作を通し、3DP製品を単なる試作品ではなく、暮らしに寄り添い個人のニーズを満たす「商品」へと昇華させることを目指した。

JIDA会員からのコメント

3Dプリントの積層痕を単なる製造上の痕跡ではなく、光を拡散する意匠表現として活かしており、アウトプットの質が高いと思いました。積層によって生まれる線や凹凸が、造形や光の表情となり意図的に設計された質感として成立しており、制約への対処ではなく、この技法だからこその製品価値として提示できていると感じました。また全体フォルムの完成度が高く、生活空間に置きたいと思わせるものといえます。

赤澤智津子