SKYCLAM

SKYCLAM

作品情報

制作者
長尾 響子
大学
香川大学
担当教員
南政宏
制作年度
2026

屋島は瀬戸内海を一望できる香川県の観光地である。しかし山頂への主なアクセスは自家用車に限られ繁忙期の駐車場不足などの課題がある。そこで、自然を感じながら屋島を巡る新たなリフトSKY CLAMと、屋島の魅力を再発見できる屋島ケーブル跡地を活用したルート、駅舎を提案した。コンセプトは流れであり、瀬戸内の歴史や人の流れを受け止め屋島全体をつなぐ構成としている。瀬戸内の穏やかな時間に呼応するように進むリフトは座席の向きを変えることができ、会話を楽しんだり景色に集中したりと、一人一人に合った楽しみ方ができる。本研究では、景観と調和するリフトのビジョンを可視化することで、屋島の新たな可能性を提示することを目的とした。

JIDA会員からのコメント

単に「アクセス性の悪さを改善するために人を運ぶための乗り物を設置する」のではなく、瀬戸内の穏やかな時間に呼応するように進む「流れ」をコンセプトにし、リフトにコンセプトを反映しているのが美しいです。座席の向きを変えられるというギミックは、「移動時間そのものを観光コンテンツに変える」というアイデアから、家族での会話、一人での絶景への没入など、多様なニーズを包み込む優しさを感じました。

岡部千幸