都市の狭小公園に適応する遊具の探究

都市の狭小公園に適応する遊具の探究

作品情報

制作者
川﨑 汐莉
大学
東京工科大学
制作年度
2026

本作品は、都市部に多く存在する狭小公園が抱える敷地条件や安全基準の制約に着目し、限られた空間に合わせて形を変えられる可変型遊具である。狭小公園は、ビルや住宅地に囲まれた細長い変形地が多く、遊具の安全基準を満たしにくいため新設が困難であるという課題を抱えている。本研究は、こうした環境的制約を前提として、敷地の形状に合わせて形を変えられる可変型遊具「HEMEL」を提案するものである。HEMELは、複数のユニットの組み合わせや配置を変えることで、限られた空間でも多様な遊び方を生まれる可能性を示している。環境に左右されず、どの公園でも子どもたちが遊べる未来の実現を目指した提案である。

JIDA会員からのコメント

都市部の狭小公園が抱える、敷地形状の不規則さや安全領域の確保といった現実的な課題に着目し、可変性のある遊具という具体的な解決策を提示している点が評価できます。複数のユニットを組み替えることで、多様な公園環境に対応できる構成は、限られた都市空間を有効活用する提案として説得力があります。また、白を基調とした柔らかな有機的形状と、鮮やかな色彩をアクセントとして用いたデザインは、明るく開放的な印象となり、遊具としての機能性だけでなく、公園全体の雰囲気を向上させる魅力も備えていると感じました。

赤澤智津子