この作品はイベント用の組立式数寄屋造りの提案である。トラック輸送から現場搬入と現場組立をシステムとして捉え、鉄骨フレームの900mmモジュールに吊ボルトを固定する。柱と天井下地はこの吊ボルトで固定し、在来工法で作れる木造の乾式工法の提案である。数寄屋造りの展開例として「広間の茶室」と「立礼席」を示している。次に立礼席で使用する椅子もシステムで捉え「アーム付きとアームレス」と「背もたれクッションの有無」へと展開している。デザインモチーフとして「さくら(本人の名前)」を各所に配置している。各部ディテールに裏付けされた完成度の高さと、計画から実施設計に至るプロセスの論理的一貫性を高く評価した。



JIDA会員からのコメント
田崎咲絵