この作品は歴史的名作品のディテールを、自らのデザインに落し込む「デザイン手法」の研究である。作品展開は2例あり、作品1はルネッサンス時代の名作家具「ダンデスカ」からインテリアデザインへの展開。作品2はロココ調の「ハーブ」からハーブを弾く椅子のデザインへと展開している。いずれもデザイン手法は共通で、既存品の特徴あるディテールを抽出し、それをデザイン要素に解体する。解体されたデザイン要素をディフォルメし、それを自らが設計に取り入れる。ここで工法については現在の技術で制作可能なものとなっている。各部ディテールに裏付けされた完成度の高さと、計画から実施設計に至るプロセスの論理的一貫性を高く評価した。



JIDA会員からのコメント
後藤規文